エッセー
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古山コラム
文字を教えるなら
古山です。(これ、なんとなく浮かんできた詩です)もしも文字を教えるならこどもに、心のこもった手紙を書こうきょうたべたプリン、おいしかったねとかサンタクロースは、いまトナカイにえほんをよんであげているよなんて読めない字があった、言ってね。... -
古山コラム
評価ではなく 遊び心を
古山です。おもしろい心理実験を紹介します。バージニア工科大学の心理学者達が、大学の学生センターで学生達がビリヤードをするのを見守りました。最初は目立たないように観察し、その後、プレイヤー達に自分のパフォーマンスが評価されていることがわか... -
古山コラム
学ぶ同期
古山です。もしも自転車に乗ることが学校の正課であって、台の上でバランスを取る訓練、ペダルのこぎ方の訓練、とっさの場合の対応訓練、自転車の構造の筆記試験などがあったら....、自転車に乗れない子、自転車を嫌がる子の続出になるでしょう。子ど... -
古山コラム
人類200万年の知恵が遊びの中にある
古山です。追いかけたり逃げたりするのに知恵の限りを尽くす動くものを追いかけ回す何かを投げたり発射したりして命中させる隠されているものを探し出すわずかな証拠から、見えないものを推測する道具を作り使いこなす仕掛けをつくる言葉を使いこなす食べ... -
古山コラム
人間として育つために
古山です。子どものころ、たくさんの、言葉にしようもない感覚や気分にいつも浸されていました。大人になったら、それを感じられなくなって、内面にあるのは言葉だけになってしまいました。たぶん、その言葉にしようもない気分が、とても大事なものなので... -
古山コラム
子どもの考える力をつけるのに
古山です。自分の考えをまとめ、発表する力は、練習によってつけることができると思われています.私は、そうではないと思います。「こういうふうに突っ込まれるんじゃないか」、「こういう反論を食うのではないか」という警戒心が、考えの形成を妨げてい... -
古山コラム
子どもに内蔵された自己教育システム
古山です。人間は生後1年くらいで歩くようになります。そのときに、ハイハイから始まって、立ち上がり、歩くまで、とてつもない時間と労力をかけています。それと同じような発達システムが、その後もずっとあります。長年子どもとつきあってきて、子ども... -
古山コラム
無題
子どもが次のようなことをしているとき、その価値を認め、それを援助してもらえることは、子どもにとってたいへん嬉しいことです。子どもは自己教育能力を持っています。通常の学校教育では、これらの意義は深く考えられていませんが、実は人間発達の基盤... -
古山コラム
知性の起源
古山です。いま、人類学の本を読みあさっているところです。人間の知性の起源はなんだろうと。人間は、何百万年にわたる狩猟と採集の生活をするうちに、器用なことができる身体、各種の鋭敏な感覚センサー、分類や法則発見や推測やシミュレーションのでき... -
古山コラム
時間割でなく
古山です。ルドルフ・シュタイナーの言っていることから紹介します。ルドルフ・シュタイナーは19世紀後半から20世紀初頭の思想家で、社会、経済、教育、医療、農業などに幅広い発言をしています。この人は正真正銘の超能力者で、霊的世界とこの現実のつ...