人類200万年の知恵が遊びの中にある

古山です。

追いかけたり逃げたりするのに知恵の限りを尽くす

動くものを追いかけ回す

何かを投げたり発射したりして命中させる

隠されているものを探し出す

わずかな証拠から、見えないものを推測する

道具を作り使いこなす

仕掛けをつくる

言葉を使いこなす

食べ物を調理する

仲間と共同作業をする

あり合わせのもので住まいを作る

多数の動植物を識別し、その性質を把握している

これらの性質によって、人類は数百万年の歴史を生き延びることができました。
そしてこれらの性質がそのまま、子どもの遊びの内容であることに、私達は驚か
されます。これらのことをするのは楽しいし、上達したくなるのです。遺伝的に
そのようにできています。

生きる力を育てるには、子どもの遊びを大事にしていれば、それでいいようにで
きているのです。

もちろん、現代社会を生きるための知識・技能も必要です。それらは主に、文字
を扱う能力と数式を扱う能力です。しかし現代の教育は、文字と数式をあわてす
ぎているし、結論の押しつけです。そのためたくさんの落ちこぼれを出していま
す。

文字や数式による教育は、本格的には高校生くらいの年齢からだと無理がありま
せん。それまでは、本人の遊びと生活の中に溶け込んでいる文字や数式を吸収し
ていればよい。親子の信頼関係があるならば、教えるのもいいことです。

好きな子は文字でも数式でもどんどん進んでしまいますが、それはご自由に。本
人にとってはただの遊びです。

このような教育方法で大丈夫です。
というか、たくさんの子どもを見てきた経験から、これが一番無難な教育方法だ
と思うのです。

まず、人類古来の知恵に接続する。その基盤の上に現代を載せてくる。それが人
間の性質に基づいていると思われるのです。子どもの遊びの尊重は、今は小学校
に上がるところで打ち切られますが、それでは不十分です。

 

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古山明男

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