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愛の反対は恐怖

古山です。

愛の反対は憎しみであると言われます。
また、愛の反対は無関心であるとも言われます。

そうに違いはないのですが、愛の反対は恐怖である、というのがもっとも根源的
なことだと思われます。憎しみも無関心も、恐怖から派生したものです。

恐怖は、生物としての人間に内蔵された仕組みだからです。恐怖は、原因と結果
があります。恐怖を克服するために憎しみが生まれますし、恐怖から逃げるため
に無関心が生まれます。

恐いものに出会うと、生物の反応は、逃げる、闘う、固まるのどれかです。
子供たちの不可解な行動のほとんどはこの、逃げる、闘う、固まるのどれかです。

社会的な恐いものに出会うと、人間の反応は、服従する、迎合する、反抗する、
逃げる、のどれかの行動をとります。
さまざまな偏見、固定観念、現実に合わない思想、などのほとんどは、服従、迎
合、反抗から生まれています。社会的に孤立するのは、逃げる行動です。

現実には、さまざまな形で、子供たちへの脅しがあります。それは、学校にあり
ますし、職場にも家庭にも、われわれの中にもあります。
そして、子供たちは、恐怖から、さまざまな袋小路に入り込んでいきます。

恐怖に訴えずに、子供たちを育てること。

恐いものに出会ったとき、人間がどう反応するかを知っていること。
子供たちの不可解な行動の奥に恐怖を見ること。
恐怖があったときのケアの仕方を知っていること。

現実的に、これが子供たちとの通路を開きます。

学ぶエネルギーは、子供たちがもともと持っています。

教育として大事なのは、積極的なことを伝えることよりも、子供たちの恐怖につ
いての理解を持っていることだと思います。

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古山明夫

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