古山です。
ふと思いついたので、書き留めたくなったことです。
学校教育の最大の問題点は、いつも生徒に対して成果を求めていることだと思い
ます。
絵を描いたり、歌を歌ったり、身体を動かしたりすることまで、成果を上げるこ
とを求められる。そうじゃなくて、描きたいから描き、歌いたいから歌い、動き
たいから動くんだってば。
とうとう、道徳まで教科になってしまった。教科書まで作るとか。
先生が日々やっていることが、道徳の教材なのに。
そこにはいいことも悪いことも書いてある。
先生はいつも成果を出さなければならない、
学校はいつも成果を出さなければならない。
文科省指導要領をいかに達成したかという成果。
学校の人たちはヒラメの大群。上ばかり見ている。
ほんとうに子どもに対して責任を持っているわけではない。
それに文句をつけてもしょうがない。だって、決められた職務をこなすために、
訓練され、採用され、任命され、給料をもらっているのだから。
個人的に悪い人なんて、めったにいるわけではないのだけれどね。
もちろん、指導要領の内容は、悪くはない。
それを習得できていればいいですね、ということばかり書いてある。
でも、教える方も、教えられるほうも、大事なものを失ってしまう。
生きることそのものが、学びなんです。
夏休みですら、「思いっきり遊びましょう」と言えない学校なんて、なんかおか
しい。
夏休みと言わず、思いっきり遊びましょう。
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古山明男
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