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一人一人の持っている歌、色、香り

古山です

散歩で近所を歩き回ると、キンモクセイの香りが漂う季節になりました。

生きる力に深く関係しているのは、戦う力や、稼ぐ力以上に、美しいものを感じ
取れる力だと思います。
美しいものが感じられれば、何があっても、折れないで生きることができるから。

美しいものの中でも最も美しいものを放つことのできるのは人間。
一人一人に生まれつきの、メロディーというか、色彩というか、愛の波動という
か、そうものがあります。赤ちゃんのそばにいって、心を澄ませていると、ひと
りひとりのものがほんのりと伝わってきます。赤ちゃんは、みんなこれを持って
地上に降りてくる。それを一生かけて発展させる。時には、心の奥でしまってお
くことしかできなかったりする。

自分のメロディーの守り方と発展のさせ方が、学びということなのだと思います。

もっとも醜いものを放つことができるのも人間です。
憎しみ、悪意、復讐、破壊に情熱を燃やすこともできます。

人間って、なにかしら、エネルギー過剰なのだと思う。

 

近所に幼稚園が二つあって、この季節は運動会の練習をやっています。

強い号令がかかり、笛がピーッと吹き鳴らされる。
子どもたちが一斉に動く。

子どもたちが「おゆうぎ、かけっこ、たのしいな」というような歌を歌っている。

子どもに結構なことを復唱させて、何が楽しいのか、私にはわからない。子ども
のイキイキしたものがまったく伝わってこない。

ああいう教育をしては、いけないと思うのです。

 

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古山明男

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古山明夫

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