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子どものときに済ませておくべきことではあるけれど

古山です。

法律をどうこうしようとかいう社会運動に関わっているもので、いろんなことが
起こります。そんなとき、ふと浮かんだ、詩みたいなものです。

ひとにお願いごとをして

ていねいにではあるけれど、突き返されて

気持ちが沈みこんでしまった

ぼくのこころ、どうしたの?

ああ、しょぼんとしているんだ

小さく小さく小さくなって

椅子の下に潜り込んでいくみたいにしてる

でも、きょうは、そんなぼくを見放さないよ

自分がドジだったバカだったって言わないよ

相手があんな奴、こんな奴って言わないよ

しょぼんとして、小さくなっているのが、それがぼくのこころだから

いままで、ごめんね

いつも、ちゃんと感じてあげなかったんだ

いつもそうやって小さくなっていて、そのまま見放されていたんだ

そのくせ、強くなれ、強くなれ、そんなお前じゃだめだって言われて

どうしようもなくて、ただ小さくなっていた

きょうこそ、いっしょにいるよ

それでいいんだよ、いいんだよ

しょぼんとしたときに、強がることを覚えたのはいつの頃かな

親に叱られて、「いいもん」と言ったときかな

先生が叱っているのを聞き流したときかな

友達に「お前こそなんだ」と言い返したときかな

いくら強がっても、強くはなれなかったね

しょぼんでいいよ、いっしょにいるよ

子ども時代の草むらのかげに、押し入れの中に、

自分にすら見捨てられた子どもたちがうずくまっている

あそこに寂しい子

ここには怒った子

そこには悲しい子

その子たちに寄り添い、その子を生きる

ほんとうは子どものときに済ませておくべきことではあるけれど

いまからでもいいからやろう、って思ったよ

だいぶトシとってからだったけど

その子たちを一人一人見つけて、手をつないだ

そうしたら、いつのまにか、実際の子どもたちを助けられるようになっていた

きょうは、しょぼんくんと手をつないだ

しょぼんくんは、ただ暗闇の中で、声も出さずにうずくまっていたんだ

でも、しばらく手をつないでいたらね

こういうことを伝えてくれって

詩を作る力を授けてくれた

ほんとうは子どものときに済ませておくべきことであっても

いつでもいいんだよ

いつでもいいんだよ、って

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古山明夫

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