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シュタイナー教育

古山です。

シュタイナー教育のことを、ごく簡単に紹介します。

はじめたのは、ルドルフ・シュタイナーというドイツの哲学者です。この人は、
正真正銘の超能力者でした。そして、自分の超能力で知ったことを、人間に役立
つ形にしようと、一生を使っています。その活動の範囲は、哲学、教育、農学、
医学、経済など、広い範囲にわたります。

シュタイナー教育の要点を、私なりに理解すると次のようなものです。

・人間は輪廻転生する魂である。

・その魂が、この地上に降り立ち、自らの使命を果たせるようにするには、教育
による援助が必要である。

・人間発達には7年周期がある。幼児期は、模倣することによって育つ。十分に
模倣できた子は、生きることに自信を持つ。歯が生え変わる時期までは、知的な
教育をすべきではない。

・7~13歳は、美しさ、正邪善悪、などの感情が育つ時期。知的なものをむき出
しにせず、芸術的なもので包んで伝える。

・14歳からの時期になると、知的なもので働きかけても、十分に吸収できる。道
徳的なものを言葉にして伝えてもよいのは、この時期から。
自発性が伸びる。この時期は、学校で教え込むことは最小限の量と時間にすべ
き。・

・人間が深く学べるのは、畏敬の念を持つとき。
シュタイナー教育は、学校教育として行われることを前提に組み立てられたの
で、家庭でそのままやろうとすると、「あれもできない、これもできない」とフ
ラストレーションをおこしがちです。
しかし、人間の発達に関するシュタイナーの洞察は、まことに深いものがあり
ます。シュタイナー教育では、「社会が~を必要としているから」ということは
一言も言いません。すべて「人間というのはこういうものだから、こうする」と
言います。
家庭教育に取り入れることのできる部分は多いです。

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古山明夫

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