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子どもに教えると親子げんかになる理由

古山です。

親が家庭で子どもに勉強を教えると、まあ、7割方は親子喧嘩で終わるものです。

それが相場ですから、親子喧嘩になったことのある方は、どうかご安心ください。
親子のことですから、そう後にまで持ち越すことはありません。
しょっちゅうブーブーキャーキャー言っているかと思うと、しんねりむっつりな
ついているのが親子というものです。

これにははっきりした理由があります。

親は、学校で教えられたやり方しか知りませんから、学校の教え方に近いやり方
で教えます。あれは、他人同士の、多人数相手のやり方です。それをそのまま、
親しい人間同士のマンツーマン対話に持ち込もうとすると、いろいろ不都合が出
てくるのです。

学校型ですと、できるだけ考えさせて、子どもに自分で答えを出させようとしま
す。
親が子どもに教えると親子喧嘩になってしまう理由、いくつかあるのですが、一
つずつ書きます。

子どもは、親に答えを誘導されるのが嫌いです。

教室で教師がやっているなら当たり前のこととして受け入れるのですが、家庭では嫌がります。
ちょっとでも親に誘導されている匂いがすると、子どもはたちまち、話題をそらしたり、他のこ
とをし始めたりするものです。

誘導するのを、夫婦の場合に置き換えると、わかりやすいと思います。

夫がなにやら情報を得たのか、誰かに吹き込まれたのか、「上手な皿の洗い方」
という本を買ってきた。「これを読んでおきなさい」と妻に渡す。

数日後、夫が台所に来て、洗い物をしているのを見ている。そして「あ、そのや
り方、ちょっとね。本に書いてあったろう」と言う。
妻は、イヤな感じがしてフテくされる。

夫「さ、そういうときは、次にどうするんだったっけね」
妻「知らないわよ」
夫「本は読んだんだろう」
妻 うなずく。(本当は読んでない)
夫「よおく考えてごらん。考えればわかるよ」
妻 いい加減頭にきて、洗う手を止める。
夫「僕が答えをいってもだめだ。きみが自分で考えないと」
妻、もう、やってられないという気になって、多少は、合わせてやる。

まあ、なんとかやり過ごした。
と思ったら、最後に夫が「はい、よくできました」と言った。これはもう、皿が
飛んだ。

ちょっと大げさに書きましたけど、まあ、こんなようなことです。

 

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古山明男

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