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学校教育とタイプが違う子供たち

古山です。

小学校の低学年で、学校教育とまったくタイプが違う、無理させようもない、ど
うにもならない、という子どもたちがいます。
こういう子どもたちは、教育を特別にあつらえてあげなければいけない子どもた
ちなのです。

シュタイナーが、こんなことを言っています。

「仏陀からキリストへ」西川隆範編訳 p24

ある子どもを単に思考力に秀でているだけでなく、創作力豊かな芸術家になるよ
うな特別の才能のある人間に育て上げようとするなら、まず第一に、6歳か7歳の
時から、他の子どもたちが学校で学ぶような学科からできるだけ隔離するのです。
そして10歳か11歳まで、できるだけ学校教育から遠ざけて、子どもらしい遊びに
熱中させておくのです。

学校教育に抑圧されてしまう子どもの心的な力を、10歳ないし11歳まで学校教育
から遠ざけることによって保持しつづけますと、子どもは事物に対して、普通人
とは全く異なり、火の如き魂の力を以て接するようになります。そして、この子
どもの能力は特別生産的なものになるのです。ですから、子どもはできるだけ長
い間、子どもらしい環境の中に置く必要があります。

ある分野で生産的な業績を上げた人は誰でも長い間、無能であった時期を過ごし、
後になって「開悟」したのです。神々がそのような人物の幼年期を通常の学習か
ら隔離し、後になってそれらの知識を学べるようにしたのです。活発な子どもは
物語を易々と理解し、学校では何も学ぼうとしなくなります。
これは、いわゆる「シュタイナー学校」とはぜんぜん違う教育方法です。シュタ
イナー学校は7歳から教育を始めるのですが、こんな教育もあるということをシ
ュタイナーは言っています。

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古山明夫

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