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古山コラム
いじる おもしろがる
昨日、17歳の男の子と遊んでいました。彼は、中学を不登校で過ごしました。ようやく、外に出る恐怖が薄らいだところにいます。彼がやりたがることをサポートします。お勉強も少し教えます、といって隔週で授業めいたことをしています。授業と言ってもい... -
古山コラム
子供時代とは、輝きを追うこと
子どもを、与えられた課題をこなす生活に追い込むのは、自然の条理に反しているなあ、と感じます。子どもには、いつも輝くものが目の前に現れてきます。それを追いかけているだけで、子どもは身体も精神も成長していきます。ボールをうまくさばけるように... -
古山コラム
民話「石のスープ」
ヨーロッパ各地にこんな民話があります。3人の旅の人が、ある村にやってきて、おいしい「石のスープ」を作ると言います。大きな鍋に水と石を入れ、グツグツと煮ます。村人たちは、いったいなんだろう、見ていました。「あと、キャベツがあるといいのだがな... -
古山コラム
母のこと
最近、自分の母親のことをよく思い出します。胸に抱かれたいと思います。10年前だったら「もう、抱っこしてもらってどうこうなるようなトシじゃないしねえ」と言っていたでしょう。でも今は、素直に抱いてもらえると思う。母が私にしてくれたことで、「こ... -
古山コラム
だるまさんが転んだはなぜ面白い
小学校低学年の子どもたちとやっている月1回くらいの寺子屋で、終わってから 子どもたちが「だるまさんがころんだ」をよくやっています。一年くらい前に、わたしが「こんなゲームがあるよ」と紹介したら、もう知っている子どもたちがいるもので、たちまち... -
古山コラム
元気になるとき
子どもが、なにかのかげんで、溌剌としてきて、いい表情でなにかやっている。 そんなことがありますよね。 自分がそういうことになって、ああ、本人の立場からするとこういうことなんだ、 っていうことがありました。忘れないうちに書いておこう。先日、天... -
古山コラム
競争は教育に適しているか
なぜ、こんなに教育問題がおこるのか?脅し、辱め、褒美で釣って子供に教え込もうとするから。そして、競争させるから。セールスの世界では、競争は当たり前だ。セールスマンの個人成績が張り出される。優秀者には報奨金が出される。成績の上がらない者は、... -
古山コラム
電車の中で出会った二組の親子
ある日曜の午後だった。八ヶ岳山麓に行った帰りで、私は中央線の新宿方面行き各駅停車に乗っていた。東京方面に帰る客が多く、特急の自由席では座れそうになかった。確実に座れたほうがいい。各駅停車はがらすきだった。じっくり本でも読んでいよう。 い... -
古山コラム
アルプス1万尺はなぜおもしろい
きょう、低学年の子に算数を教えていました。リズム手遊びを教えて、いっしょに楽しんでいました。計算技能は、身体の手順を踏んだ動きが基盤になるので、計算の準備体操にしています。「これ、アルプス1万尺みたい」と子どもがいうので、「ぼく、アルプ... -
古山コラム
子どもが尋ねる
私が仕事をしていると、いっしょにホームスクールをしている甥がひょこひょこっとやってくる。「ねえ、この字なんて読むの」と紙に字を書いてくる。プレステをやっていてわからない字があったらしい。”向上”と言う字。「こうじよう、だよ」「こうじょうね...