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・ホームスクーリング、それは親子の協力関係

 

子供たちが感じたり考えたりしていることを、子供たち自身以上に知っている者がいるはずはありません。教育とは、この子供に協力し、援助していくことなのです。やり方はたくさんあります。子供の個性もありますし、家庭の方針もあります。

もっとも重要なのは、子供への信頼です。それで、子供は立派に成長していきます。協力・援助してくれた大人に尊敬の念を持つようになります。

子供に協力し、援助することは、必ずしもすべて子供まかせにするということではありません。大人にリードしてもらいたいことも、子どもにはたくさんあります。わがままをたしなめるのは当然です。家庭の中で、共に生活するものとして大人への協力を求めることも当然です。

子どもに命令・指示しすぎる人たちもいます。子どもに遠慮しすぎる人たちもいます。一律な方法を求めることはできません。
しかし、子どもとの「良い関係」は実際に存在します。楽しい共同生活がそこにあります。お互いに打てば響きます。そこでは、どちらがどちらをリードしているのか、よくわかりません。

子どもたちは、親のところに来て甘えたり訴えたりふざけたり報告したりします。そして、自分の活動や探索へと出かけて行き、また親のところに戻ってきて甘えます。この間隔は、年齢が上がるにつれて長くなっていきます。
このサイクルの中で子どもに良くかかわることが教育の原点です。

私たちは子供の自由を大幅に尊重しますが、それは決して教育せずに放任したのではありません。私たちは子供を信頼し、その自主性を育てようとします。親子のコミュニケーションを保とうとします。子供をちゃんと見守り、援助しています。

もちろん、親が積極的に先生役をやってもいいのです。子供が親からいろんなことを知りたいものです。親がそれに答えてくれるのも素晴らしいことです。子供は知識や技術を学ぶでしょう。親は、教えることにより子供をより深く理解できるようになるでしょう。

アメリカでの例ですと、ホームスクールの子ども達の学力は、学校に通う子ども達の平均より高いものになっています。授業時間や機材などで家庭が学校に及ぶはずはないのですが、そのような結果がでます。子どもの学ぶ意欲が壊されていないのが最大の理由だと思われます。

 

→ 賞罰、点数と競争は破壊的

 

 

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