・この世界が学校

 

まったく学校に行かないまま育つ子どもたちが増えました。不登校のためです。ところが低学年から学校に行っていなくても、親がまったく教えていなくても、字の読めない子も、お金の計算のできない子にも出会いません。

近代型ホームスクールは、現代社会のコミュニケーション手段を背景として可能になってきたものです。

現在の日本なら、学校以外にも学べる手段はいくらでもあります。、新聞、ラジオ、雑誌、テレビ、コンピュータ、様々な団体、文化講座、野外講座、スポーツクラブ、通信教育、博物館、美術館、コンサート。本屋、図書館に行けば、おもしろそうな本がどっさり。でもおそらく子供にもっとも多くを教えるのは、一本の木だったり、ただのボール箱だったりするでしょう。

必要なのは、子供たちに、自分自身でいいのだよと保証することです。子供たちは、たくさんの強制にさらされて、自分の感じ方、価値を信じることができなくなっているのです。子供は、信頼できる大人がいるときに、世界に向けて探索の手を伸ばし、学んでいくのです。この世界はすでに教材に満ちています。

しかし、世の中まかせにできない部分があります。人格教育の部分です。それは、あなたが自分の人生をよく生き、子どもにしてほしいことを、まずあなたが子どもにすることです。
人格教育は、マニュアルではなく、あまりに時と場合があり、言葉で述べることは極めて困難です。しかし、あなたが学校より良い人格教育ができると感じるならば、家庭で教育を行うことも考慮すべきです。
それは、あなたが完璧でなければいけないということではありません。あなたが人間的な感受性を大切にして生きているということです。人格教育の資格をもたない人はいません。

 

→ ホームスクーリング、それは親子の協力関係