エッセー
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古山コラム学校と家庭
古山です。家庭で子どもを育てることの最大の利点は、子どもがくつろいでいることだと思います。くつろいでいると、感覚、感情、知性が自然に連動します。逆に学校の最大の欠点は、子どもが緊張していることです。学校生活を送ると、子どもたちの多くは、... -
古山コラム子どもの遊ぶ力を引き出す
古山です。子どもの遊ぶ力を引き出すことで、教育は自然で楽なものになります。子どもの遊びは、人類が狩猟採集時代に獲得した自己教育システムだと思われます。狩りをするにしても、食べられる植物を集めるにしても、あれは何という動物であり植物であり... -
古山コラムわからない、ということ
古山です。 私は、大学生のときに数学がわからなくなりました。 なにやら複雑な記号が並んでいる。もう、それを見ただけでいけない。ガラガラと自動的に心理シャッターが降りてしまう。 身体全体が「あ、もうだめ」と反応している。 見る気も、取り組... -
古山コラム学校教育で足りないもの
古山です。今は、「学校教育にあらずんば教育にあらず」の時代です。しかし、学校教育には盲点が二つあります。・一人一人の天分の開花・遊びとの調和どちらも、とても大切なものだと思います。 -
古山コラム家事分担
古山です。ホームスクールをやっていて、子どもに年齢に応じて家事の分担を求めるのは、大事なことだと思います。道徳意識も、事物の性質も、お説教で教えるのではなく、よりよい生活、よりよい人間関係を作り出そうとするところから生まれるのだと思いま... -
古山コラム友達感覚
古山です。友達感覚って、すごく不思議なものです。子どもは自然に持っています。友達感覚は学校生活に不可欠です。友達感覚の生まれない学校は、強制収容所の一種です。友愛感覚が壊れると、不登校になります。友愛感覚って、警戒心の正反対。「ねばなら... -
古山コラム古山です
先日の東京でのお遊び会で、関和さんと話していたことをシェアします。小中高とパスして大学に入った人の体験記「小さな天才の育て方」のようなことは、特別なことなのか、そうではないのか。と尋ねられました。特別ではありません。むしろそれが普通です... -
古山コラム育つ、育てる
古山です。生き物が育つ、生き物を育てる、というのは、「こうなれ、ああなれ」と言うことではなくて、光に当て、水をやることなのだと思います。もう、20年以上も前になります。ふと、自分の中に憎しみがわき起こっているのに気がつきました。自分にこ... -
古山コラム詰め込み教育について
詰め込み教育について、シュタイナーが的確なことを言っています。 大学では、学生が試験のために知らなくてはならないことを、2,3週間で習得させます。つまり、もっとも必要なものを詰め込むのです。そのような詰め込みが最悪なのです。小学校でも詰... -
古山コラム子どもの仕事
子供たちを見ていると、それぞれの子が自分の仕事を持っているのだと思います。われわれは、特になにかのためでなく、それ自体のためにやっていることを「遊び」とひとくくりにしてしまい、二義的な価値しかもっていないとしてしまいがちなのですが、そう...