古山です。
子どもたちは、永遠の世界からやってくる知恵のようなものは持っていますが、
この世界のことはまだ知りません。この世界のことに関しては、大人たちの支援
が必要になっています。その支援が教育というものだと思います。
教育のための原則があるとしたら、こんなものだと思います。
自分の知りたいこと、やってみたいことを大事にしてね。
こんなおもしろいことあるよ。
これ、便利だよ。
これ、きれいだねえ。
これは、自由にいじっていいよ。
わからないことがあったら、聞いてね。
しくじったときは助けるから、安心してね。
教育は、子どもたちに対して、課題を与えては達成を評価することではないと思
います。人類の文化遺産に子どもたちが出会って、それをどう使いこなし、どう
新たなものを付け加えていくかなのだと思います。
教育の中で、新しい見方、感じ方、使い方が生まれ、そこで育った人たちが新し
い社会を築いていくのだと思います。
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古山明男